(このページは、URLをご存じの方しか閲覧できない非公開のページです。)

 

奈良醸造では、これまで過去3回にわたり「本とビール」の関係にフォーカスしてきました。

 

ALE & BOOKSというコンセプトのもとに

  1. 読書体験に合うことをテーマにしたビールの醸造
  2. そのビールのリリースに合わせて、様々な方々から選書をお願いしたり、ローカルの独立系書店さまとの対談など

を通して、ビールを飲むこと・読書をすることの相互的な文化や楽しみの広がりを目的として、企画を展開してきました。

 

 

この企画をスタートした当時のビールを取り巻く環境の話では、コロナ禍真っ只中で、ビール業界は、ビアバーやレストランでの販売が難しくなり、メインの販売先を制限されておりました。

一方、書店はというと、巣ごもり需要で書籍の販売自体には勢いがあるものの、気軽に本を買いに出るのも難しい。Amazonなど大型のネット書店の販売に集中しました。
ユニークな取り揃えや、独自の選書センスをもつローカルな独立系書店は、対面での販売が中心なので、大変苦労があることを想像し胸を痛めたものです。

どちらの苦境をも解決策する1つのアイデアとして、ゆるやかに本とビールが連帯できれば、それぞれの長所や魅力を活かせて、いいのではないかと考え、ちょうどそれにぴったりのビールを作ったのでした。

 

 

今回、コロナ禍を超え、さらに、この「ゆるやかな連帯」を進めることができないか。そんな風に考えました。

 

お互いの醸造所を行き来してのコラボレーションや、ブリュワーがイベントに立ってセールスを行うなど、とてもエキサイティングで、楽しいです。

実際、私達も、気のおけない友人や店主の感想や、普段から私達のビールに慣れ親しんでくださる方とのコミュニケーション、初めてお会いするかたとの新しい出会いも、とても大好きで大切に思っています。

 

ですが、集まらなくても、行き来をせずとも、共通のヴィジョンを持ち、それぞれがタイミングを合わせるだけでも、ゆるやかなにビールの価値や魅力を伝える事もできるのではないかとも思うようになりました。

 

「同じ時期に同じような心持ちで、それぞれ自由に異なるアプローチでビールをつくる」

 

それぐらいのささやかな連帯も、これからは楽しめたらいいなと考え、「本にあうビールをそれぞれで作り、その価値観を届ける」事を、ゆるやかに一緒にできないかと思い、お声がけさせていただいた次第です。

 

具体的には、

 

  1. だいたい同じ時期、今回であれば、いわゆる読書月間のはじまり11月初頭に、本にあうビール(ALE&BOOKS)を製造リリースする。
  2. それぞれで、普段のビールの楽しみ方とは少し違う、「本とビール」のいい関係を紹介する。
  3. 可能であれば、ローカルの書店や作家の方と、ビールをハブに関係を築き、その面白さを飲む方とも共有する。
    (ビールに合う書籍の紹介、書店と対談、売り場の共有など)
  4. 「本に合うビール」という切り口であれば、どんな切り口も問わない。

 

こんな感じで、それぞれのブランドの世界観に合わせて表現できれば幸いかなと思います。また、もっとこうしたほうが楽しいといったアプローチやアクションのアイデアがあれば、ぜひ意見交換したいとも思っています。どうぞ、ご検討いただき、ゆるやかな連帯を楽しめれば、嬉しいです。

 

 

以下は、今年、私達が「ビールにある書籍」を選書いただく際にご案内する予定の、当企画紹介になります。こちらも、合わせてご覧いただけましたら、どういうことがしたいかの輪郭を掴んでいただけるかと思います。

 

 

奈良醸造では、これまで「ゆるゆると杯を重ねながら、それぞれの時間を過ごしてもらうためのビール」として、ジャーマンエールを提案してきました。5分、10分とゆっくり飲んでいただくことで、温度変化とともに香りや味わいが広がり、豊かな味わいを楽しめる仕上がりになっています。

 

FUTURA

OPTIMA

BODONI

 

このジャーマンエールと本を読む時間との相性の良さを感じて、2021年から「ビールと読書」をテーマに、ビールを飲みながらどんな本を読みたいか、いわばビールとフードのペアリングならぬ、ビールと本のペアリングを #ALEANDBOOKS としてお伝えできたら、ビールにも本にも広がりをもっていただけるのではないかという企画を3度にわたり行ってきました。

 

具体的にどういうことをしてきたか?

 

これまで、主には私達が好きな、ビールの好きなあの人はどんな本を読むのだろう?と、毎回、読書に合うビールとして製造した弊社ビールに合わせて、オススメの一冊を選書していただいてきました。

ALE & BOOKS (作家・依田温さん)

 

ALE & BOOKS (Passific Brewing 大庭さん)

 

また、同じローカルでいつも豊かで素敵な本を選び、販売されている奈良県大和郡山の「とほん」さんと、弊社のビール醸造家・浪岡が、ローカルの本屋、ローカルの醸造所という共通性を軸に対談し、その内容を紹介させていただきました。

 

 

ALE & BOOKS(秋の読書週間 編)1/3

 

どうしてこういう企画を立案したのか?

このアプローチで、ビールを飲む人の手元に届けたいと思った理由は、3つありました。

 

1つは、もともと、この商品企画に取り組もうと考えた2022年春頃は、コロナ禍の真っ只中でした。それまで販売の主戦場であったビアバーやレストランで提供することが難しい時期であり、お店でなく家でも、豊かなビールのある時間を過ごせるという紹介をしたかったのでした。

 

2つ目は、あまり日の当たらないビールも、もっと楽しんでいただけないかということ。今もIPAに代表する華やかな香りと強い味わいのビールがクラフトビールのマーケットでは人気商品ですが、僕たちが大好きなビールの中には、それとは異なるビールがたくさんあります。人気のスタイルのビールだけではないビールの幅広さを、知ってもらうのには「ビールを飲みかた」から提案するのが好ましいのではないか考えました。
ゆっくり飲むという方法を通して、そういう種類のビールに親しんでもらえれば、嬉しいなと思ったわけです。

 

3つ目は、「本を読む」ということと「ビールを飲む」ということに、近しさを感じたのも大きな理由です。「美味しいね」とか「面白かったね」と友人やパートナーと語り合うができるものの、一冊の本を読むのも、一杯のビールを飲むのも、自分の身体が味わう個人的な体験です。誰かに肩代わりしてもらえない楽しみという、側面があるなと感じています。ビールが好きな方と読書が好きな方の、モノの捉え方や味わい方が交差したら面白そうだと心に浮かびました。

 

 

第4回となる今回も、ビールに合う(あるいは親和性を感じる)「あの人・あの場所の本棚のオススメの書籍」として、紹介させていただきたく考えております。

 

 

 

お願いしたいこと

ビールを片手に、オススメの本の紹介をお願いします。
書籍については、小説・マンガ・写真集など、といません。

選書いただくにあたり、今回、奈良醸造が「本を読み時間の片手にぴったりだと考えているジャーマンエールを缶数本とビールのポストカードをご提供いたしますので、ご賞味いただき、オススメいただく書籍の書影とともに画像をいただけますと幸いです。

過去にリリースした同様のビールは以下のものです。

 

今年も、ゆっくりと時間の経過ともに香りや味が開き楽しんでいただけるビールの醸造を予定しています。

 


以下、参考画像です。

 

 

 

原稿の書式について

ご紹介いただく書籍の数や、内容、文体など書式については問いませんが、オススメいただく書籍の簡単な紹介文をお願いします。
また、簡単にで結構ですので、ご自身の紹介もいただけますと幸いです。
ご肖像の写真や、イラスト、ロゴ、お店などのファサードなどの画像がございましたら一緒にご提供いただけると、ご紹介しやすく助かります。

 

 

公開時期について

2023年11月初週(いわゆる読書月間初週頃)に、商品をリリース。順次、いただいた原稿を公開していこうと予定しております。

 

公開場所について

奈良醸造ウェブサイト内にて、また各種SNS(Facebook、Instagram、X)での公開を予定しております。
それ以外に取材等で紹介させていただく際には、都度ご相談いたします。

 

以上、ご多忙の中、大変恐縮ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。疑問やご質問などあれば、弊社担当:松浦までお問い合わせください。

 

ALE & BOOKS 2022

ALE & BOOKS「ビールと読書」2022.すっかり日が短くなり、夜の時間が長くなってまいりました。.10月2週目にリリースするのは、ひさびさとなるジャーマンエール(German Ale)。一言で言ってしまえ…

Read more

ALE & BOOKS

ALE & BOOKS 「ビールと読書」.週明け、月曜にリリースするのは、ひさびさとなるジャーマンエール。このビールの特徴は、何といっても飲みやすさ。ゆるゆると杯を重ねながら、みなさんがそれぞれに思い思いの時間を…

Read more