ALE & BOOKS 「ビールと読書」
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今回は、東京在住のライター兼料理愛好家のサカイマリさんに選書いただきました。
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東京在住のライター兼料理愛好家のサカイマリと申します。旅行系の本の執筆や、時々出張料理イベントをやったりしています。
「生頼範義 緑色の宇宙」
著者／生頼 範義、オーライタロー
出版／玄光社
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圧倒的な画力で観る者をその世界へと引きずり込む画家、生頼範義。
彼の作品はスターウォーズやゴジラの映画ポスター等で一度は目にしていると思います。生頼範義の名前は知らなくとも、観たことのあるイラストレーションが実は生頼範義だったということもあるでしょう。ペンと筆で作り上げる渾身の作品群の虜になる人間は、作者亡き後も増え続けています。
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「裸のランチ」
著者／ウィリアム・バロウズ、鮎川信夫訳
出版／河出書房
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登場人物がスターシステムの如く場面を変えて出てくるが、どの世界でも悲惨な状況設定と凄惨な言葉の散弾銃で読み手の脳が穴だらけになってしまう。ほろ酔いならページをめくる手も幾分早まるかもしれない。
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「ロシア建築案内」
著者／リシャット・ムラギルディン
出版／TOTO出版
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世界的なCOVID-19の流行により、国をまたぐことは疎か国内旅行もままならない状況の現在。再び海外旅行ができる世の中に戻るように、今はなるべく自宅で過ごすことが望まれています。そんな時にはビールを片手にこちらの本を眺めます。ロシアの優れた建築作品とその歴史的背景がカラー写真と共に書かれてあり、各都市の見所も地図付きで紹介されています。448ページという重厚なこの一冊がロシアへ誘います。
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サカイマリ：
https://www.instagram.com/kaiguriman/
平日は堅気の仕事に従事し、依頼があれば店で料理を出したり屋台をやったりする出張料理人＆ライター。特技はスーパーの見切り品を見つけること。「買うと高いから自分で作ろう」をモットーにしていたら第一種銃猟免許も取ってしまった見習いハンターでもある。
ALE & BOOKS 「ビールと読書」とは：
ビールを飲みながらどんな本を読みたいか、いわばビールとフードのペアリングならぬ、ビールと本のペアリングをお伝えできたら面白いのではないか、という提案です。奈良醸造がビールと一緒に読みたい本を紹介したり、どんな本を好きなのか、気になる方々のオススメなどを紹介していきます。
