NITRO(ナイトロ)缶ビールは、通常のビールとは異なる「特別な注ぎ方」が必要です!
NITRO BEER CANS
缶を振って注ぐNITRO缶ビール
奈良醸造では、一部の350ml缶商品に「NITRO(ナイトロ=窒素ガス)」を使用しています。このタイプの缶は振って注ぐことで、クリーミーな泡とグラスの中に現れる美しい「泡の滝」を楽しんでいただけます。
缶ビールを振って注ぐと、勢いよく吹きこぼれてしまうのではと心配になる方もいらっしゃるかもしれません。正しい手順で注いでいただければ、美味しくお楽しみいただけますのでご安心ください。
- まずはここから!ナイトロ缶の正しい注ぎ方
- 開栓前に知っておきたい、クリーミーな泡と「泡の滝」を完璧に楽しむための3つのステップ。
- そもそも「ナイトロ(窒素)ビール」ってなに?
- 炭酸の10分の1という微細な泡がうみ出す、シルキーな喉ごしと美しいカスケードの秘密。
- 歴史をひも解く:ナイトロビール誕生のストーリー
- 英国パブの伝統「リアルエール」の味わいを缶で再現するために生まれた、技術革新の歴史。
- 奈良醸造がナイトロ缶ビールをつくる理由
- 炭酸を抑えることで引き立つ、麦芽の豊かな香りとふくよかな味わいを届けたいという想い。
- おすすめの1本とこれまでのラインナップ
- 最初に試してほしいおすすめのビールと、奈良醸造がこれまで造ってきたナイトロビール。
NITRO缶の注ぎ方
HOW TO DRINK
480ml以上入る大きめのグラスを準備してください。一缶あたり350mlのビールを注ぐ際に、泡が初め盛り上がるため、350mlのグラスだとビールが溢れ、こぼれてしまします。

1.優しく振る
SHAKE GENTLY
開栓する直前に、3〜4回、優しく振ってください。缶の上部に溜まった窒素ガスとビールをしっかりと混ぜ合わせます。

2.缶を垂直にして、勢いよく注ぐ
HARD VERTICAL POUR
グラスは傾けず缶を真っ逆さまにして、大胆に全量を一気に注ぎ切ってください!グラスの中で泡が上から下へ移動する「泡の滝」が現れます。

3.泡が落ち着くまで待つ
WAIT A MOMENT
泡が落ち着くのを待ち、クリーミーな口当たりのビールをビールを楽しんでください!
NGな飲み方の例
✕ 缶のまま直接飲む
✕ 傾けて、ゆっくり注ぐ
✕ 振らずに注ぐ
NITROビールって何?
ナイトロとは、Nitrogen(窒素)のこと。 ナイトロ缶ビールは、一般にビールに用いられる炭酸ではなく、窒素を使用して缶ビールを仕上げています。
窒素は、炭酸の10分の1程度の微細な泡をうむため、炭酸のように弾ける刺激ではなく、スムースでクリーミーな口当たりになり、泡持ちもとても豊かになります。 グラスに注いだ直後に現れる、泡が上から下へ流れるように見える「泡の滝(カスケード)」も醍醐味のひとつです。

| ナイトロ (N2) |
炭酸 (CO2) |
|---|---|
| クリーミーで柔らかい飲み心地 | シュワっとした弾ける刺激 |
| きめ細やく長持ちする泡 | 勢いよく盛り上がる力強い泡 |
| 麦芽の甘みと風味が前面にでる | 香りが広がり味わいにキレがある |
NITROビールはなぜ生まれたの?
ナイトロビールのルーツは、かつて英国やアイルランドのパブで愛された伝統的なビール「リアルエール(カスクコンディションド・エール)」にあります。
人工的に炭酸を加えず樽の中で自然発酵させ、「ハンドポンプ」で空気を巻き込みながらグラスに注ぐスタイルで、微炭酸でなめらかな口当たりと麦芽の豊かな香りが特徴でした。
しかし1950年代、金属製のケグとガス式サーバーが普及すると、ビールを押し出すための炭酸ガスが溶けこむことで、リアルエール最大の魅力である「なめらかさ」が失われ、炭酸の強い刺激により味わいが変わってしまいました。さらに過剰な炭酸が原因で注ぐ際に泡立ちが大きく、上手に注げないという問題も抱えていました。


この課題を解決したのが、アイルランドの老舗ブルワリーが研究の末に見出した「窒素ガス」の活用です。水に溶けにくい窒素で圧力をかけることで、炭酸の過剰な溶け込みと注ぐ際のトラブルを解消。それどころか、グラスに注いだ瞬間に無数の微細な泡が舞い降りる「泡の滝(カスケード)」と、スムースでクリーミーな口当たりを生み出すことに成功しました。
課題解決のための技術が、結果としてビールに新たな魅力をもたらしました。リアルエールは元々パブでしか味わえなかったもの。
その、職人技と歴史が生んだ味を、このナイトロ缶では味わうことができます。

奈良醸造はなぜ
NITRO缶ビールをはじめたの?
日本ではあまり見かけない「ナイトロ缶」ですが、海外のブルワリーでは広く取り入れられている手法です。奈良醸造では、このナイトロ缶ならではの楽しみ方を日本の皆さまにも知っていただきたいと考え、2020年から導入しています。
炭酸の強いビールも美味しいですが、ときにその炭酸が繊細な香りや味わいを隠してしまうことがあります。炭酸を窒素(ナイトロ)に置き換えることで、ビール作りの主原料である「麦芽(モルト)」の甘みや、香ばしい風味がふくよかに感じられるようになります。そのため、私たちが造るビールの中でも、爽快感よりも麦の豊かな香りをじっくり味わっていただきたいビアスタイルには、ナイトロ缶を採用しています。

ほかにも、コーヒー豆を使ったビールでは、カフェラテのフォームミルクのようななめらかな口当たりを再現するため、また、ナッツや小豆などを使った甘みのあるデザートテイストなビールなどは、繊細な素材の風味や甘みをより一層引き立てるために、ナイトロ缶で提供しています。
炭酸が控えめなナイトロ缶は、「強い炭酸が苦手」「炭酸でお腹がすぐに膨らんでしまう」という方にもおすすめです。普段の炭酸ビールでは味わえない体験をぜひ楽しんでみてください。
























