奈良醸造は、今年で5周年を迎えました。5年の歳月を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、ひとつの節目であると感じます。いまこれを見てくださっている方のなかには、当初から奈良醸造を知っているよ!という方も、最近初めて飲んだ!という方もいらっしゃると思います。
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そんな5年を振り返り、当時を思い返したり、追体験したりしていただければと、今年は過去のIPAレシピをリミックスしたビールを出してきました。こ!までよ「STREAMIN’」「POP’N HOP」「EASIER RYEDER」「PUBLIC PLEASURE」「MACROCOSMOS」に加えて、先日発表した「ROUNDABOUT」をもって完結となりました。
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ここで改めて、今年出してきたリミックスシリーズを振り返ってみたいと思います!
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<STREAMIN’>
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第一弾として発表したのは、23年の「Steamin’(スティーミン)」をリミックスした「Streamin’(ストリーミン)」。もとは7.0%あったIPAを6.0%に抑えて、ホップとモルトの構成を見直しました。マンダリンオレンジやポンカンを思わせる、柑橘の香るIPAでした。
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<POP’N HOP>
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※当時缶販売なし
続いては、19年「Chack’n hop(チャックンホップ)」のリミックス、「Pop’n hop(ポップンホップ)」。メインで使用したホップはMosaicとSimcoe。奈良醸造では幾度となく出てくるホップの組み合わせですが、実は「Chack’n hop」から。23年の「Pop’n hop」ではモルトの構成を変え、苦みと麦芽のバランスをとってより飲みやすい仕上がりにしています。
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<EASIER RYEDER>
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※当時缶販売なし
三つめは、19年「EASY RYEDER(イージーライダー)」のリミックス、「EASIER RYEDER(イージア―ライダー)」。その名の通り、より気軽に飲みやすいビールとして、アルコール度数を3.0%に抑えました。ライ麦の風味によって、飲みごたえを損なうことなく、低アルコールを楽しめます。
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<PUBLIC PLEASURE>
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※当時缶販売なし
ちょうど5周年を迎える7月には、記念となるビール「Pubric Pleasure(パブリックプレジャー)」をリリース。ファーストバッチ(初仕込み)のビール「Public Pressure(パブリックプレッシャー)」をリミックス。当時と同じMosaic、Galaxyのホップを組み合わせ、現在の解釈で仕上げたビールです。当初の緊張と比べて、少しは喜びを感じられるようになったという意味を名前に込めています。
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<MACROCOSMOS>
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※当時缶販売なし
9月に発売された「MACROCOSMOS(マクロコスモス)」は19年の「MICROCOSMOS(ミクロコスモス)」のリミックス。当時アルコール度数3.5%で発売していたビールの度数を、今度は上げて5.5%にして味わいを整えました。トロピカルな風味のするIPAです。
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<ROUNDABOUT>
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そして最後は21年の「CROSS ROAD(クロスロード)」をリミックスした「ROUNDABOUT(ラウンドアバウト)」。当時、2種の酵母をブレンドして造りましたが、今回は3種の酵母をブレンド。より多層的な香りと味わいを目指した、ジューシーなIPAとなっています。こちらは先週から、全国の酒屋や飲食店に出荷中です!
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こうして5種類のビールをリミックスしてきた5周年。いかがだったでしょうか?それぞれ、味わいだけでなく、名前やデザインにもリミックスの工夫が込められているので、ぜひ味わいながら楽しんでいただければ幸いです。全部コンプリートした人がいれば、教えてください!お気に入りのビールも教えていただけると嬉しいです。
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奈良醸造では「#ビールを選ぶ楽しみを」をモットーに、これまで100種類以上のビールを出してきました。これからも、みなさんに様々なビールをお届けできればと思っています。
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引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!