ALE & BOOKS & CIDER ー ビールと本のペアリング
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読書に合うビールを提案する「ALE＆BOOKS＆CIDER」企画。奈良醸造の「BIFUR」に合うおすすめの本を提案しています。今回は、奈良醸造のアシスタントブルワー・佐久間の選書。まだまだ、「#のみものとよみもの」のハッシュタグで、ビールに合う本を募集中です！
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『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』
著者：チャールズ・スペンス
翻訳：長谷川 圭
出版：KADOKAWA
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奈良醸造でアシスタントブルワーを務めている佐久間です。おいしい食事とお酒が大好きでこの仕事をしています。
日々、ビールを醸造するにあたって避けては通れぬ「おいしさ」という概念。「おいしさ」とはいったい何なんだろうか？記憶に鮮烈に残っているあのビールっていったいどこがおいしかったんだ？こんな私の疑問に答えてくれた一冊をご紹介します。
著者はポテトチップスを噛んだ音が大きいほど新鮮と感じるという画期的な研究により「イグ・ノーベル賞」を受賞したチャールズ・スペンス。「おいしさ」とは何なのか？何が「おいしさ」に影響を与えているのか？という素朴な問いにさまざまなチャンネルから切り込んでいきます。紹介されている実証実験は皿やカトラリーに始まり、照明、音楽、さらには気圧まで…（機内食の話です！）
海外のレストランで実践されているテクニックの紹介もあり、旅行気分を味わえるのも一興。その細やかな技術や心遣いにはたびたび感心してしまいました。
どこで？誰かと一緒に？お気に入りの音楽をかけながら？あるいは、本を読みながら？
杯を傾けながら自分だけの「おいしさ」を探すのもおもしろいかもしれません。
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Selected by 佐久間健治（Kenji Sakuma）｜奈良醸造
2023年4月に奈良醸造にアシスタントブルワーとして入社。ジャズのライブに行ったり、サブスク配信されていない音源をレコードで集めたりするのが最近の趣味。
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