2026年、新年あけましておめでとうございます。

昨年はAIの劇的な進化が、世の中の様々な変化のスピードを一気に押し上げた一年でした。クラフトビールを取り巻く環境も、それと呼応するかのようにものごとのスピードが加速しているように感じます。新しいビールが生まれては、忘れ去られてゆく。その生成と消費、沈殿の繰り返しのなかで、これまでになかったビアスタイルが生まれたり、また過去に造られていたビールが再発見されて、再び脚光を浴びるようになったり。
クラフトビールの楽しみのひとつは、長い歴史のなかで生みだされた様々なビアスタイルを、現在から過去まで時間軸を行き来しながら様々なビールが飲めることであり、さらに、世界各地の醸造所で出来たスタイルを日本に居ながらにして楽しめることができることも、その醍醐味のひとつだと思っています。
多種多様なビールの中でも、時を超えて土地に根ざして愛され続けしっかりと残っているビール、そういったものは存在に何かしらの必然があったり、他の造り手に何かしらの影響やインスピレーションを与え続ける存在だったりします。そういったお酒は、これまでも、そしてこれからも時間軸を貫いて飲まれ続けていくのでしょう。お酒としては、ひとつの理想形だと思っています。
温故知新。
新しいことを考えるにあたっては、まずは先人の知恵、知識に今一度触れてみることも大事なこと。そう思って、年末は様々なビアスタイルの元祖やお手本と呼ばれるビールを今一度飲んで、2026年の奈良醸造のビール造りがどのようなことを目指したいのかを考えていました。
そんな中で、思いついたのがこのゲーム。

https://beerpong.sirenworks.workers.dev/?20251231
2025年の年始にリリースした「BEER DROP」に続く2作目のゲーム、「BEER PONG」です。
すべての事柄には原点があります。ビデオゲームの原点にして、その後へ与えた影響は計り知れないものがあります。そんなゲームにリスペクトを込めて作りました。シンプルだけど飽きない。これって、ビールでもある話じゃないでしょうか。
ちなみに、オンラインで対戦できたら面白いな、とか盛り込みたいアイデアは色々とあるのですが、今の環境ではこれが限界。いつか手伝っていただけるひとが現れることを待つとしましょう。
ビールはどこまで突き詰めても嗜好品。水や空気、塩のようになくてはならない存在ではありません。だけど、嗜好品にしかできない役割というものが確かにある、と僕は信じています。それは、暮らしに彩りを添えたり、ほっと息抜きができたり、それが在ることでちょっと空間が緩んで、楽しくなる存在。お酒ってそうありたいな、と思うわけです。
こういったゲームをはじめとするエンターテイメントも広い意味ではお酒と同じで、人生を豊かにするもの。ビール造りを通じて(たまにそれを超えて)、奈良醸造を手に取る人の暮らしに少しでも彩りを添えることができるよう、今年もいろいろなことに取り組んでいきたいと考えています。
2026年もよろしくお願いいたします。








