Bean to Bar チョコレートを製造・販売するダンデライオン・チョコレート(@dandelion_chocolate_japan)とコラボレーションしたビール、「MATCHSTICK(マッチスティック)」をリリースしました🍫
ダンデライオン・チョコレートは、2010年にサンフランシスコで創業した Bean to Barのチョコレートメーカー。生産者を訪れ、時には発酵から乾燥までのプロセスについて対話を行い、直接交渉を行った上で良質なカカオ豆を買い付けています。丁寧に製造することによって、それぞれの豆独自のフレーバーやニュアンスを引き出したチョコレートが作られます。
チョコレートとビール。ジャンルは違えど、素材や味わいを妥協せずに突き詰め、素材の選定から製造・販売までをひとつの工場で丁寧に行うそのクラフトマンシップにおいては、近い部分もあるかもしれません。
今回のコラボレーションの始まりは、ダンデライオン・チョコレート・ジャパンのビジネスデベロップメントマネージャーである物江さんと奈良醸造のブルワーが、イベントで意気投合したことがきっかけ。その後東京・蔵前にあるダンデライオン・チョコレートのファクトリーにお伺いし、チョコレートの原料となるカカオニブを取り出す際に分離され廃棄される外皮(カカオハスク)の存在を知りました。そこで、ビールならうまく使えるのではないかと考え、実際に何種類かを醸造所へ送っていただき、素材の検討が始まりました。
今回はアクセントとして、世界で最も辛い唐辛子のひとつ「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」をほんの少し漬け込んでいます。これは、カカオを使ったメキシコ料理、モレというソースから着想を得たもの。出来上がったビールは、モルト由来の焙煎香に、ほのかなカカオの香りとロースト感があいまった豊かな香り。口に含めばカカオ由来の酸味や苦味が感じられ、あとから唐辛子のピリッとした辛味が追いかけてきます。辛味はあくまでアクセント。そのままビールだけで味わうもよし、お食事と合わせるもよし、様々なシーンで楽しんでいただける一杯です。
350ml缶は窒素ガス充填を行ったナイトロ缶ビール仕様。奈良醸造ではもうお馴染みになってきたかと思いますが、クリーミーな泡と口当たりが特徴です。一方、レストランやビアバーで飲んでいただける樽は通常のビールと同様、炭酸ガスで仕上げています。樽と缶で仕上げが違うことにより、素材の特徴の出方が違うため、飲み比べていただけると二度面白いビールになっています!