奈良醸造のSTREAMIN’、このデザインには、どういった意図が込められているのか、デザイナーのbutter 久保元気さんにコメントをいただきました。
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(久保元気さん)
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奈良醸造は今年は5周年をむかえる節目の年です。今まで、100種類を超えるビールをリリースしてきましたが、同じビールをリリースすることが比較的少ない醸造所なので、5年も経つと「そんな前から知らないから、飲んだことないよ!」みたいなビールが増えてきました。
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特にIPAは、割とビールの液種として花形的なところなので、年間を通して飲み飽きず楽しんでいただけるよう毎回アプローチを変えて製造をしていることもあり、それが顕著だったりします。
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そんなわけで、2023年にリリースされるIPAは、過去のビールのレシピやコンセプトをベースに、今だから思いつくアイデアや新たなテクニックなどを加えて、新しいビールとして造っていこう、なんて話になりました。セルフカバーならぬ、セルフリミックスといった様相なわけです。
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どのIPAをアイデアの種に、どんな感じで作るの?って話し合いがもうすごく楽しくって、ワクワクしてます。ネーミングも、これまでの過去のビールをもとに、ひとひねりしたり駄洒落たり。
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まずは、昨年に甘い香りのどっしり系IPAとしてリリースされたSTEAMIN'(2022)が、味わいや香りの方向性は踏まえたまま、飲みやすさを重視してリメイクされSTREAMIN’として登場です。そこにRがはいるのか、STEAMIN’ Remix!
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もちろん、グラフィックもSTEAMIN'(2022)を元にリデザイン。STEAMIN'(2022)で、描かれていたなんかウニョウニョしたやつや同心円のグラフィック、カラーリングを取り入れて、似て非なるデザインにしてみました。以前飲んでいただいている方は、あれ?前もなんか見た気がするぞ?と思うかもしれません。はじめましてや、最近こんにちは!な方にも、へぇ、こんなのもあったんだ、と楽しんでもらえたら嬉しいです。
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今後のIPAも、1年間通してこんな感じで僕自身も楽しみながら、リミックス気分で描いていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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とのこと。
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毎回、どんなデザインが上がってくるのか、奈良醸造スタッフも楽しみにしています。
皆さんも、お手元のラベルやポストカードを眺めて楽しんでいただけたら幸いです。