※この記事は、2022年7月29日に開催された「奈良醸造オンライン採用説明会」からの書き起こし(抜粋)になります。
.
安田(司会):続いてのトークセッションでは、共同創業者でセールスサイドを担われている谷垣さんにご登壇いただきます。谷垣さん、自己紹介をお願いいたします。
.
谷垣:2018年に浪岡と共に奈良醸造をはじめました谷垣です。仕事としては、ビールを造ること以外の全般を担当しています。
.
安田:本当に「全般」ですよね。とてもお忙しくされているという印象です。具体的にはどういう内容でしょうか?
.
谷垣:会社の構成は、醸造サイドとセールスサイドにわかれています。代表の浪岡が醸造サイドの責任者、私はセールスサイドの責任者を担います。今回は、そのセールスサイドでも求人を行っており、具体的には企画・販売・広報など、広く担っていただける方を募集しています。
<谷垣さんの奈良醸造への想い>
安田:谷垣さんはどんな想いで奈良醸造の経営を担われているのですか?
.
谷垣:基本的にビール造りをサポートするということを考えています。なかでも、どうやってお客様にビールを届けるかを考えて実行するのがセールスサイドの仕事ですね。
.
安田:浪岡さんから見て谷垣さんの役割はいかがですか?
.
浪岡:醸造の立場からすると、造り手の想いが前面に出過ぎるところがあるので、それを一歩引いた立場から「今回はどんなビールなのか」ということ分かりやすく噛み砕いて伝えてくれているのがありがたいですね。
.
谷垣:取引先の酒販店さんや飲食店さんとどうやってコミュニケーションを取っていくのかを考えて仕事をしています。SNSの発信もそうです。
.
安田:奈良醸造は多種多様な商品をどんどんリリースしていくので大変ではないですか?生産管理の側面でもコントロールが求められますし。
.
谷垣:なので、1年間のリリーススケジュールを浪岡と2人で作ってから動いていますね。
.
浪岡:単体のビールが美味しいのは当たり前で、前後で似たようなテイストの商品にならないよう色とりどりなバランスを考えています。どうしたら新商品を楽しんでいただけるのか、次は何がくると面白いよねって思ってもらえるのかということを考えたりしながら先々のスケジュールを立てています。
.
安田:販路はどうマネジメントされていますか?奈良醸造を立ち上げた当初は飲食店販売が中心だったけれど、コロナになって一般消費者に直接届ける取り組みも始めて、販路を多様に広げていったのだと思うのですが。
.
谷垣:当初はクラフトビール専門店に樽のビールを届けるところからスタートしました。徐々に商品展開も広げていこうということは当初から話し合っていて、瓶ビールができて、続いて缶ビールができました。商品ごとに取り扱ってくださるお店が多様化していくので、その時々の体制での製造可能量と届けることが出来るお店の数を考慮しながら、今後どのように製造量を上げていくのかというところを今は考えていますね。
<奈良醸造の今後>
安田:2022年7月で4周年を迎えられて、今後どう進化していくのか、取り組まなくてはいけない課題は何なのか教えてください。
.
谷垣:「世界に通じるビールをつくる」と謳っているので、本当は海外にも販売をしていきたいのですが、どうやって届けていくのかが課題ですね。日本国内と併せてビジネスを育てていきたいのですが、現状はマンパワーが足りていません。なので、今回の採用でそういったところが得意な方がいらっしゃればとても心強いです。
.
安田:海外展開にはすでに着手されているとのことでしたが、具体的にはどういった動きをされているのですか?
.
谷垣:東南アジアの各国が日本のクラフトビールに注目しているので、バイヤーさんや輸出業者さんと話を始めています。
.
安田:国内での今後の取り組みについてはどう考えていますか?
.
谷垣:少しずつ規模を広げていくというところですね。まずは製造量を増やし、増えたものをどのようにお客様に届けていくのかということを考えていきます。いきなり供給量を増やしても仕方がないので、バランスを取りながら今後発展していければと考えています。
.
安田:「世界に通用するビールをローカルから生み出し続ける」ということなのですが、「奈良が拠点」というのは谷垣さん的にはセールス面でどうお考えですか?
.
谷垣:奈良のクラフトビール市場は大きくないので、地元特化でセールスを行っていくことは難しいのですが、奈良醸造も4年が経ち、少しずつ認知が広がってきているのを実感しています。世界を視野に入れつつも、醸造所の拠点である地元奈良を大切に、この地でもちょっとずつ広げていきたいなと思っています。
.
安田:ちなみに、奈良でクラフトビールメーカーを営むというところにはどういった思いやこだわりがあるのでしょうか?
.
浪岡:会社の決意表明として、社名がすでに「奈良醸造」なんですよね。奈良を大事にしていきたいというところを前面に押し出し、向き合い方を態度で示していきたいです。
<採用したい方に向けて>
安田:最後に、採用について質問させてください。セールスサイドで採用される方にはどのように仕事を託していきたいですか?谷垣さんが担われていることをいきなり全てできる方はなかなかいらっしゃらないかなと思いますが。
.
谷垣:一旦は今のやり方を覚えていただきたいのですが、今が完璧だとは思っていないので、採用された方のキャリアに応じて話し合いながら今のやり方をブラッシュアップしていければなと思っています。
.
安田:例えば、生産管理の所で経験がある方が採用になると、その部分を積極的に任せつつ、SNS運用なんかは不慣れだと思うので、そこは一緒に試行錯誤しながらやっていくという形になりますかね?
.
谷垣:そうですね。その人の特性があると思うので、話しながら進めて任せていけたらなと思っています。
.
安田:どういう方だったら任せていけるかなと思いますか?
.
谷垣:経験者、未経験者問わず、一つの仕事を丁寧に、自分たちの仕事の先にビールを飲んでくださるお客様がいるということを意識して仕事をしてくださる方が望ましいですね。
.
安田:浪岡さんが元公務員からビールづくりを始め、谷垣さんも前職は全然違うところから今の役割を担われていますよね。生産管理やSNS運用、店舗経営から販路開拓まで、学び続ける姿勢とベンチャーマインドをもって、奈良醸造の基盤を共につくっていきたいという方のご応募をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<最後に>
安田:では最後に、お二人から締めの言葉として、採用に関して一言いただければと思います。
.
谷垣:多様なバックグラウンドを持った方に奈良醸造で活躍していただける場をつくっていきたいと思っているので、ぜひ奈良に来て一緒に働いていきましょう。よろしくお願いいたします。
.
浪岡:まだまだ会社として発展途上なので、発展していく状況を楽しんいただけるマインドの方が来てくださればと思います。ビールをつくる方と届ける方の両方を募集いたしますが、両方ともとても楽しいです。でも、ただ楽しいだけではなく、会社としてもしっかり成長していきたいと思っていますので、興味のある方はご応募いただければと思います。お待ちしております!