【MALKOのデザインについて】
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#ビールを選ぶ楽しみを をモットーにビールをお届けしている奈良醸造。その様々なデザインも一緒に楽しんで欲しいと思っています。今回お届けするのは、奈良にオープンしたカフェ「くもり時々アバロッツ。@cafe_abarotz」とのコラボレーションビール「MALKO(マルコ)」のデザインについて。デザイナーのbutter 久保元気 さんよりコメントをいただきました。
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---以下、久保元気さんより---
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6年目にして奈良醸造はじめてのラガービールMALKO(マルコ)。昨年、MIDSUMMER NIGHT`S DREAMというビールでコラボレーションしたローカルガストロノミーレストランakorduの川島シェフとともに作ったビールでもあります。
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昨年の和ハッカやカカオニブを使ったかなり挑戦的なビールに対して、今年作られたのは、シンプルで飲み心地に重きをおいたピルスナーです。
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今回、川島シェフがこの秋あたらしくオープンされた「くもり時々アバロッツ」というカフェで飲むのにぴったりなビールに。
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MALKOとは、バスク語で「涙」を意味する言葉だそうです。ビールもコーヒーも雨も、すべては絞り出された一粒の「雫」。それを「涙」と表現して、名づけられました。
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akorduのある東大寺の旧境内跡地は、自然が豊かで緑に囲まれていて、季節が美しくうつろうエリア。春日山の朝は、露が葉々にたまりその水滴がキラキラと美しく輝くことが想像に難くないと思います。
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今回のデザインでは奇をてらわずに、そんな緑の中で輝く一粒の水滴を心象風景としました。はじめは、虹のように光を受けてキラキラとした画を描き始めたのですが、描き進めるにつれて、今回のピルスナーの味のように、純度みたいなものを意識したほうがいいなと。色数もどんどん減っていき、ガラスのような液体のような、あるいは宝石のような、見るものに何が描かれているか任せる一粒の雫ができあがりました。
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「くもり時々アバロッツ。」のケーキや焼き菓子はどれも絶品。飲み口の爽やかな麦芽の風味を感じるピルスナーとスイーツの、新たなペアリングの可能性を楽しんでいただけます。ぜひ奈良に来られた際は、お立ち寄りください!
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