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「ビールを選ぶ楽しみを!」 をモットーにしている奈良醸造。今回はメルツェンラオホ「SUN」のデザインの話。デザインしていただいたbutter 久保元気さん @genki_ku のコメントをご紹介します。
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ラオホビア・SUN(サン)、奈良醸造では同じスタイルのビールを昨年ヨロッコビール @yorocco_beer とのコラボレーションYANG (ヤン)として醸造しています。ヨロッコビールが造詣の深い、燻製麦芽を使用したラオホと呼ばれるスタイルに挑戦。ドイツ・バンベルグ地方が発祥とされる個性的な香りが特徴のビールでした。
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ちなみに、その際にヨロッコビール側で醸造したベルジャンデュベルスタイルのビールの名前はYIN(イン)。
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YIN YANG (陰と光)が、相反し一つにめぐる、名前もデザインも、そしてビールの個性もある種の対称性や循環性のあるコラボレーションになりました。
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コラボレーション、いつもと違うアイデアやメンツでものを作るとき、その時間の楽しさや気のおけない関係の心地良さに満足してしまうこともしばしば。
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ただ、その時に得た知識やテクニック、モノの見方などが手触りとしてのこり、それがまた普段に溶け込んでいくのは、もっと楽しくて。
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それまでの自分たちのカタチが、そういうもので削れたり、膨らんだり、ぶよぶよになったりして、また違うカタチになっていくのが、幸せだったりします。
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そんなわけで、Rauch Bierの面白さと魅力を改めて感じて、また積み重ねでやりたいなと至りました。
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ただ、ちょっと特別な体験だったYANGをそのままもう一度なぞるように作るのは違うよなぁと浪岡さんと意見が一致して、ビールのチューニングに加えて、YANGを飲んだ方があれ?狼モチーフのビールって前になかったっけ?と気づいてくれたら、くらいの感じにしたいなと思いました。
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日本のオオカミは朝を連れてくる神様、いいオオカミとして扱われることが多いですが、ヨーロッパではオオカミはどちらかというとちょっと狡賢くして、悪い、チカラのあるものとして扱われることがしばしば。
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今回は、同じように朝を連れてくるオオカミを全く違う解釈で描くことにしました。神々しい白いオオカミではなく、黒く痩せ細ったオオカミを。
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陰陽の陽に含まれるものをもう少し広く、太陽というのは少し安直かもしれません。しかし、ヤンからサンへ、陽は巡り、繰り返し朝はくるのでした。
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