#ビールを選ぶ楽しみを をモットーにしている奈良醸造では、ラベルデザインも一緒に楽しんで欲しいと思っています。今回は、奈良醸造6周年を記念して造られたアメリカンIPA「BEHIND THE MASK(ビハインド ザ マスク)」のデザインにまつわるお話。デザイナー、butter 久保元気さんのコメントをご紹介します。
BEHIND THE MASK の話
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奈良醸造6周年!毎年ではありますが、この時期には初リリースビールだった「PUBLIC PRESSURE」を思い返すように、初リリースのIPAのコンセプトをこれまでの歩みでアップデートし、ビールを醸造しています。
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グラフィックの方も、これまでファーストバッチを踏襲して、奈良醸造のロゴや言葉が含まれたデザインをしてきたのですが、2024年はそれをやめることにしました。
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毎年そうやって積み重ねでいこうと考え、実際にそうしてきたことをやめたのは、やはり6周年、これから7年目を迎えるにあたって、クラフトビールの世界が大きく様変わりしたことが大きいです。
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もともと、予定していたアイデアや手法では追いつかないくらいに変化が早い。そして、それにうまく合わせて、ドライブして、時には逆らわないといけない。
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そんなことを毎年この時期には考えるんだから、事前に決めたやり方にとらわれるのはやめようか、となったわけです。
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で、今回のテーマは、素直に寿ぎ(ことほぎ)。お祝い感とパワーをテーマにしました。お正月や、結婚式、お祭りなど、どことなくあちゃらかでパワフルなお祝いごと。派手派手、エネルギッシュ、それをイメージして、描くことに。小さくまとまらない派手なつくりで、これと似たデザインのビールもない…?はず!
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缶では、次の7年目に備えて、七色のレインボーの箔を使用。見る角度で色も模様の印象もガラッとかわるユニークな箔で、ちょっと懐かしさもあります。しかも、この箔をつかうと、模様が缶ひとつひとつで異なるので同じ缶はひとつとしてありません!(言ってみたかっただけ)
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7年目もよろしくお願い申し上げます。
デザインから見える世界を、私たちもいつも楽しみにしています。ちなみに…今回は6周年を記念して、ラベルと同じ柄のステッカーを作りました。
ささやかながら、タップルームで1500円以上お買い上げのお客様と、オンラインストアでIPA PACKをお買い求めのお客様にプレゼントしています。見る角度によってキラキラと光るこのステッカー、ぜひ好きなところに貼ってください!✨
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