現在、奈良醸造では新たにスタッフを募集しています。※募集は終了しました。そのポジションは、「社長の右腕」。では、実際にどんなことが求められているのか?採用担当から直接、代表取締役の浪岡にインタビューしてみました。今回はそんなインタビューの後編をお届けします。前回の記事はこちら。
ーー前回は奈良醸造として大切にしていることをお聞きしました。今回は、社長の右腕について、もう少し求める人柄や業務についてお聞きしたいと思います。
そうですね、これまで醸造責任者として醸造を通じたつながりの中で仕事を拡げていくことが多かったのですが、右腕となってくれる人は、醸造関係にとどまらずに人と積極的に会ったり、繋いだりすることが自然とできる方だと、とても心強いなと思っています。また、私は石橋を叩いて渡るタイプなのですが、時として慎重になりすぎることがあります。それを理解した上で、一緒に仕事をしてくれる人を求めています。
ーーありがとうございます。では業務についてもお聞きしたいと思います。醸造責任者でもあり、経営者でもあるからこそ、浪岡さんは本当にいろんなことをされていると思います。その中でも、特にこの部分はしっかりと取り組みたいという業務はありますか?
どれも優先順位が高いので決められないのですが・・・、強いて言えばリサーチや分析業務ですね。顧客分析や販売計画を立てる上での情報収集など、一人では時間の限界もあるので、よりスピーディーで精度の高いものを作りたいと思っています。
ーー前回も、スピードを止めることなく進むとおっしゃっていましたもんね。経営判断する上でも大切な業務ですよね。
はい。そしてもう一つは社内のマネジメントです。開業当初は、社内の規模的にもコンパクトだったのですが、スタッフが増えるにつれ今は社内にある情報の交通整理が必要だなと思っています。そのため、右腕となる方にはいろんな部門のスタッフと関わることが多くなると考えており、コミュニケーションをしっかりと取っていただくことになります。
ーーなるほど。ではコミュニケーションを取る上で、どんなことを期待しますか?
私がディテールまで指示をしなくとも、ご自身で考えた上で積極的に行動して欲しいと思います。現場の声をしっかりと聞いたり、ヒアリングしたことを形に落としこんだりといったところですね。そういう意味では、空気を作れることも、マネジメントする上では大切だと思います。信頼に基づいたコミュニケーションが取れることが、かなり重要だと考えています。
ーーでは、今度は視点を変えてお聞きしたいと思います。社長の右腕として活躍していただくにあたり、こんな人だと難しいだろうな・・・などありますか?
それでいうと、指示がないと動けない人は大変だと思いますね。私の打ち合わせにはできるだけ入ってもらおうと考えていますので、次何をするのか?などは具体的に指示がないことも出てくると思います。その中で分からないことがあったら、自分なりに調べたり、あらゆることを自分で考えて行動していただくことになるからです。
ーー確かに、指示待ちでは社長の右腕とは言えないですよね。浪岡さんは、どうすれば自分から行動できるようになれると思いますか?
まずは興味を持つことかなと思います。これが出来れば、どんなことも取りかかりやすくなりますし、スムーズに進められると思いますね。興味をもつと、自然と自分に足りないものを埋めに行くことができますし、指示を待たなくても行動できるということに繋がるんじゃないかと考えています。仕事をする中で「好きだから出来る」ということがありますが、私は十分条件ではないと考えています。そういった意味では「興味をもてること」は必要条件だと言えますね。
ーー「好き」と「興味」は、似ているようで違うものなんだということが分かりました。ちょっとそれに絡めての質問なのですが、社長の右腕になりたい方に、浪岡さんの思考を紹介したいなと思っています。浪岡さんが、クラフトビールのどこに、「好き」や「面白い」を感じていますか?
地ビールが規制緩和によって生まれてから今年でようやく30年、まだ生まれて間もない手探りの業界です。まだ成熟していない業界だからこそ、作り手も飲み手も一緒になって、クラフトビールを共有できるところが魅力だと感じています。一方で、参入障壁は決して低いものではありません。だからこそこのハードル越えたら、何か違う世界が見えるかもしれないとも思っています。
ーーなるほど。この浪岡さんの感覚を理解してくださる方が、きっと社長の右腕として適任なのかもしれませんね。今日はありがとうございました。
現在、奈良醸造では「社長の右腕(エクゼクティブアシスタント)」を募集中。応募締め切りは2月29日(木)23時59分までです。期限を過ぎた応募は受け付けませんので、ご注意ください!※募集は終了しました。
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