MACGUFFIN
マクガフィン(2026)
MACGUFFINとは、物語をすすめるキーアイテムやキーパーソンのこと。映画や小説において中身はなにかわからない、誰も知らない、でも重要なもの。「誰も知らない、でも奈良醸造を先に進めるビール」になることを願って、2022年からこの名前のビールを毎年リリースしてきました。
2026年のMACGUFFINは、薬草酒のなかからアマーロと呼ばれるイタリアの薬草酒にインスパイアされたお酒に仕上げました。
アマーロとはイタリア語でハーブやスパイス、草根木皮をアルコールに漬け込んで作られる苦味のある薬草酒の総称。カンパリやアペロールといったお酒の名前をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これらのお酒はアマーロという薬草酒のひとつになります。
今回のMacGuffinでは、天使のハーブと呼ばれるアンジェリカやオレンジピール、ビールに欠かせないホップなどのハーブ、コリアンダーやカルダモンといったスパイスをブレンドして、アマーロを表現することにしました。そこに生のビーツをあわせて漬け込むことでアマーロ特有のアーシー(土っぽい)な風味と色味を加えました。
グラスに立ち上がる香りはオレンジピールを主体とした柑橘の香り。そこに、カルダモンやコリアンダーの爽やかなスパイスの香りが奥行きを加えています。口に含むと強めの炭酸が弾け、追いかけてハーブとスパイスにビーツが多層をなし、土っぽさとも受け取れる野性味のある味わいが広がります。飲み干した後にはカルダモン、シナモン、クローブといった甘さを予感させる香りが鼻腔に残りつつ、ホップとはまた違った長い余韻の苦味が舌の上に残るさまはアマーロの印象そのもの。
そのまま飲んでもよし。氷を入れて飲むもよし。様々なハーブとスパイスが織りなす味わいを楽しんでいただければと思います。









