マンゴー、チリ、リンゴ酢をブレンドしたサワーエール。

MACGUFFIN

マクガフィン(2025)

CHILI MANGO SOUR ALE
ABV
5.5%
IBU
8
HOPS
Merkur
MALTS
Vienna Malt, Wheat Malt Pale, Abbey Malt, Melanoidin Malt, Heavily Peated Malt, Carapils
OTHERS
Mango, Apple Cider Vinegar, Chili
RELEASE YEAR
2025
COLOR
Pale Amber

MACGUFFINとは、物語をすすめるキーアイテムやキーパーソンのこと。映画や小説において中身はなにかわからない、誰も知らない、でも重要なもの。「誰も知らない、でも奈良醸造を先に進めるビール」になることを願って、2022年からこの名前のビールを毎年リリースしてきました。

2025年のMACGUFFINは、メキシコ原産のメスカルに着想を得て、グラスの中にメキシコのイメージを表現してみました。ベースのビールはVienne Malt主体のゴールデンエール。ハチミツや軽くトーストしたパンの印象をもつ麦芽です。こちらにメスカルの風味を再現するために、Peated Maltをブレンド。名の通り、大麦麦芽を乾燥させる際にピート(泥炭)を燃料として使用したモルトで、この煙で麦芽を乾燥させることで、麦芽にスモーキーで土っぽい風味が付与されます。

こちらをノルウェー原産のKveik酵母と呼ばれる酵母で(今年はDOTというIPAで使っていた酵母です)高温発酵させ、そこに大量のマンゴー、チリ(キャロライナ・リーパー)、リンゴ酢をブレンドして仕上げました。

グラスに鼻を寄せるとほのかにスモーク香をまとったマンゴーのトロピカルで甘やかな香りが感じられます。口に含むと、マンゴーとリンゴ酢のおりなす甘酸っぱさと、強めの炭酸による刺激の中にチリの辛味が見え隠れ。アフターテイストにはほんの少しの辛味が残り、それが却って夏の季節に爽やかさを演出する、そんな仕掛けになっています。

SIZE
10.4L/15.5L/350ML/
RELATED BEER