世田谷区豪徳寺にある、ネパール料理のモダンレストラン、OLD NEPAL TOKYO。
扉を開けると、店内はスパイスの香り。現地で採取されたという音楽を聴きながら、五感を通してネパールの世界観を存分に楽しむことができるレストランです。
シェフの本田さんは、ネパールに足繁く通われており、実は今もネパールに渡航中。彼が現地で体験してきたネパールの食文化は、繊細な味覚を通して、イノベーティブな料理へと昇華します。
そんな本田さんから、ネパールのスパイス、ティムルを使ったビールを作りたいとお話をいただきました。ネパール山椒とも言われるティムルは、日本ではまだ手に入りづらく、馴染みの薄いものかもしれません。なおかつティムルを使ったビールとなると、日本国内では調べてみても殆ど未開拓の領域でした。
まずはティムルそのものと、ティムルを原材料としたオイルや調味料を手にするところからスタート。奈良醸造に来ていただいたり、豪徳寺のお店に伺ったりして、様々なお酒や食材を味わいながら、ビールの醸造に向けて対話を重ねました。本田さんのアイデアによって、新しいスパイスと醸造の扉が開かれていきました。
そんなコラボレーションビール、もうすぐお披露目が出来そうです。これまでありそうでなかった、香り高いスパイシーなビールに仕上がりました。ぜひその登場を、お楽しみに。