#ビールを選ぶ楽しみを をモットーにしている奈良醸造では、ラベルデザインも一緒に楽しんで欲しいと思っています。今回は、6/2に奈良醸造で開催されたイベントと同名のビール「BEER AFTER SAUNA（ビアアフターサウナ）」のデザインにまつわるお話。デザイナー、butter 久保元気さんのコメントをご紹介します。
BEER AFTER SAUNAの話
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BEER AFTER SAUNAは、ビールはサウナのあとにの名前どおり、サウナや風呂上がり、運動後にガブガブ飲むのにぴったりなフルーツゴーゼ。塩のしょっぱさと、ビール自体&キウイ、マンダリンの酸味が爽やかなビールです。
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ビールとサウナ(と美味しいサウナ飯)のイベントを開催するのであれば、イベントに合わせてビールを作りたい。できれば、それはサウナビールがいいというのは割とすんなり決まったのですが、ビール自体の名前をイベント名と同じものにするというのは、情報がガッとまとまりつつ、なかなか気が利いた感じで良かったと思います。
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ただ、イベントは間口を広くしてみんなたくさんで遊びに来てね！というのに対して、ビールはやはりプロダクトなので、同じ名前でもアピールしたいポイントの真ん中が少しずれています。どちらもを同じデザインで取りまとめるというのは避けたかった。
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何より、イベントのデザインは、イベント開始前の数ヶ月前から行わないといけないけれど、ビールのデザインが飲む何ヶ月も前からお客さんに見えているというのは、ちょっと湯冷めもとい興ざめしてしまいます。
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とはいえチグハグしない統一感は欲しいので、今回は、同じ配色と描くテーマを元にして1)イベントは可愛げのある親しみやすいデザイン 2)対してビールは、アイデアの根っこを同じもと、爽やかな別のデザインにすることにしました。同じお題で、2種類のグラフィックを描く、というわけです。
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配色のテーマは、ピンクと薄い水色。描くテーマは、もちろんサウナ。
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閑話休題、イベント前から実は奈良醸造Webサイトもたまに、隠れBEER AFTER SAUNAとして、ピンクと水色のサウナイベント配色が出現するようになっていました。はたして、気づいた人はどれくらいいたのでしょうか？
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イベント側は、マーカーでガリガリと手描きの感触が残るようにゆるめのイラストとイベントロゴを。リクエストに沿って、ファンクション猫にサウナをいっぱい楽しんで貰うイラストも描きました。なかなか可愛くできたので、手ぬぐいやハット、ソックスにと使用することにしました。
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対してビールは、下からしっかり汗をかくサウナ(SAUNA)、真ん中は水風呂と外気浴(AFTER)、上は炭酸の喉越しも気持ちいいビール(BEER)をモチーフにちょっとチルなグラフィックに仕上げました。イベントをすることが決まってから、何度も何度もサウナの中で頭に思い浮かべ、汗水たらして描きあげたサウナな三位一体、神聖(?)なモチーフです。
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ぜひぜひ、みなさまもBEER AFTER SAUNAを片手に、サウナの神様を我が身に降ろしてみてください。見えます、なにかが見えます。
デザインから見える世界を私たちもいつも楽しみにしています。早い時間からサウナや銭湯に行って、帰り道に見る夕暮れのような色合いの「BEER AFTER SAUNA」、夏のおともに、ぜひ楽しんでください🎐
