奈良醸造のMAGICAL BANANA、このデザインには、どういった意図が込められているのか、デザイナーのbutter 久保元気さんにコメントをいただきました。
.
（久保元気さん）
バナナをたっぷりおよそ350本分使用したベルジャンブラウンエール、MAGICAL BANANA。缶ではナイトロ（窒素充填）なので、ふわふわの泡の感触と炭酸ガスの弱い優しい味わいがお楽しみいただけるユニークな仕上がりです。
.
普段、奈良醸造のビールデザインで決めていることがあるのですが、例えば、黒いビールに黒いデザインをしないとか、奈良のビールだから大仏を描くとかはしないとか、原材料にお茶が含まれていたらお茶の絵描いたり、お茶のカラーを積極的には使わないというふうにしてます。
.
それがいけない、というわけではなくて、ビールの多様性と可能性を重要視した時に、ビールといえば、や、奈良といえばみたいなステレオタイプなイメージ付けは避けた方が、らしいよなと、このブランドでは考えています。
.
とはいえ、今回ばかりはそういうわけにはいきません。
バナナと言ったら黄色〜♪なので、MAGICAL BANANA は、積極的に黄色いデザインにしたのでした。20代の人に伝わってるかしら。
とのこと。
.
毎回、どんなデザインが上がってくるのか、僕たち奈良醸造スタッフも楽しみにしています。
皆さんも、お手元のラベルやポストカードを眺めて楽しんでいただけたら幸いです。
