新年あけましておめでとうございます。
2022年、寅年の始まりです。
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2018年6月よりビール醸造を開始した奈良醸造。おかげさまでスタッフも増え、造ったビールは、北は北海道から南は沖縄まで、そして、さらには海外まで届けられるようになりました。
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年頭にあたって、今年の目標についてこの場を借りて少しお話しをさせていただこうと思います。
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まずは、フラグシップとなるビールについて。
これまでは、毎仕込みごとに、その季節に応じた異なるビールを中心に販売しておりましたが、今年は奈良醸造の看板商品となるビールの販売を目標にします。「奈良醸造といえば、まずはこれ!」と自信をもって勧められる、いわばフラグシップとなるビール。
より多くの方に手にとってもらい、クラフトビールを身近に感じていただきたいという思いから、これは缶ビールの形で実現できたらと思っています。
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それから、これまで造ってきたビールについて。
仕込みごとに異なるビールを造っていたことから、「あのビールはもう二度と飲めないんですか?」とお問い合わせをいただくことも多くありました。これまでは新しくビールを造ることに目が行きがちでしたが、ふと振り返ると、これまで造ってきたビールも80種類を超えています。その中には自分たちとしてももう一度造りたい(そして飲みたい)ビールがあるのも事実。そんなわけで、これから当時のレシピにチューニングを施して、もう再度チャレンジしていく取り組みも行っていきたいと思います。実は、すでに一番要望の多かったものは今月下旬にはお届けできるよう、準備を進めているところです。
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そして、ビールの製造強化について。
ビール製造量の増加も目標のひとつです。昨年は当時の社会状況を鑑みて、春の時点で大幅に製造の調整を決断せざるを得ませんでした。しかし、10月以降は社会が急に動きを取り戻したため、ビール供給が追い付かない状態となり、取扱店様にはご迷惑をおかけすることとなりました。今年はどうなるのか、今の時点ではまだわからないことばかりですが、同じことが発生しないように留意して参ります。
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ということで、今年の奈良醸造のテーマは、「フラグシップと再構築、そして製造量増加」といったところでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
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※写真は昨年末、奈良醸造スタッフ懇親会で撮ったもの。自分たちの造ったビールで顔が赤いのはご愛敬。