時間がビールを美味しくさせる。
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神奈川県茅ケ崎市にあるブルワリー、Barbaric WORKSの永石さんとのコラボにより、奈良醸造でCoconut Boysを作ったのは去年の8月。ココナッツを一緒に砕いたのは、今となっては良き思い出です。
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そして、その2か月後の10月。
今度は、奈良醸造から浪岡が茅ヶ崎に行き、Barbaric WORKSでコラボ醸造したのですが、それがようやく2022年6月にリリースとなりました。
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なぜリリースまでにこれほど時間を要したのかについて、Barbaric WORKSのウェブページで詳しく説明があるのですが、Foederという木製のタンクを使って5か月熟成をさせたことがその大きな理由です。
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小田原産の梅を使い、Flanders Red Aleというビアスタイルを自分たちなりに表現したことから、名前は「PLUMDERS RED」に。一口飲んで、その仕上がりに思わず「さすが・・・」と唸ってしまいました。
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Foederでの長期熟成を経て出来上がった液体は、野趣あふれる複雑性に富んでおり、もはや一般的なビールの概念を覆してくれる仕上がり。
Barbaric WORKSらしいこだわりが何層にも重なっていて、グラスに口をつけるたび新しい発見があるでしょう。
すぐに飲むもよし、ここからさらに熟成を楽しむもよし、です。
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ちなみに、今回のラベルデザインは、奈良醸造でおなじみの久保元気さんが担当されています。
そちらも是非、お楽しみください。