今回は、いよいよ出来上がったお酒について解説をしたいと思います。
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見た目は、うすにごり。ヘイジースタイルのビールを思わせますが、このにごり、米麹からくるものです。
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グラスを傾けると、圧倒的な吟醸香。熟したリンゴやパイナップル、濃厚なイチゴなど様々な果実香が複雑に絡み合って感じられます。この吟醸香は、7号系酵母を用いて低温で長期間発酵させることにより引き出されたものです。ともすれば、日本酒よりも香りが強く感じられるのは、米と比べて麦芽のほうがアミノ酸を多く含んでいることに由来すると思われます。
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口に含めば、わずかな発泡と、米麹由来の柔らかな口当たり。ビールとしてはドライですが、日本酒としては甘み十分。そして、ホップを一切使っていないにも関わらず、麦芽のアミノ酸由来と思われるほのかな苦味を感じることができます。11%を超えるアルコール度数は、ビールと思えばハイアルコール、しかしながら、日本酒の中では控えめの度数でもあります。喉を滑り落ちていくときの印象はビールよりもさながら日本酒のようです。
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ビールと日本酒の特徴が行ったり来たりするさまを五感で楽しんでいただける、そんな様々な実験的要素を詰め込んだ今回のUNDERWATER、ようやく完成しました。375mlボトルと樽生でリリースいたします。
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奈良県内の酒販店での一般販売開始:2月1日(月)~
全国の酒販店・飲食店向け業務販売開始:2月1日(月)~
奈良醸造タップルームでの販売開始:2月6日(土)~
奈良醸造オンラインストアでの販売開始:2月中旬以降
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※本商品は使用する原材料により、酒税法上は「発泡酒」となります。