LIME GOSE ON
ライムゴーゼオン(2020)
今回リリースとなるビール、ビアスタイルはゴーゼ(GOSE)。
ドイツのゴスラー地方に起源を持つビールであることから、その地にちなんでゴーゼと呼ばれています。ビールの原料の一部に塩を使うこと、そして、乳酸菌の生み出す酸味がアクセントになることが、いわゆる「普通のビール」とは大きく異なる点です。
ビールに塩を使う由来には諸説ありますが、もともとは炭鉱労働者が汗をかいた後の塩分補給のためではないかと言われています。とはいえ、このビアスタイル、一度は過去のものとして忘れ去られていたところ、近年のクラフトビール・ブームの中で「再発見」されたと言ってもよいかもしれません。
奈良醸造が「夏の盛りに飲みたいビール」を考えたとき、真っ先に思い浮かんだのはこのビアスタイル。
以前にリリースしたゴーゼ(Lime Gose By)よりも飲み口をドライに仕上げることで、さらにライムのフレッシュさが感じられ、強めの炭酸とも相まって、爽やかな一杯となっています。
乳酸菌由来の酸味と、皮ごと絞ったライムの苦味を伴った酸味と香味。加えて香りにふくよかさをもたらすためにライムリーフも使用しています。そして、全体を引き締めるのが、わずかな塩味。また、これらの素材の特徴を引き出すために、通常のビール酵母ではなく、ワイン酵母を使って発酵させています。酸っぱさの中にある、繊細なバランスをお楽しみいただけます。
このように、ビールでありつつも、「普通のビール」にはない要素をふんだんに盛り込んだ、今回の「Lime Gose On」。絶好のリフレッシュメントになることでしょう!
This time of beer release is Gose. The name Gose is originated in the Goslar district of Germany. The unique character of this beer is the use of salt as one of the ingredients and the sourness produced by lactic acid bacteria. It is said that the use of salt in the beer may have originated with coal mining workers to replenish salt after sweating. The mouthfeel of this beer is even drier than our previous Gose "Lime Gose By", and has more lime freshness to it along with stronger carbonation that makes it refreshness. The Sourness from lactic acid bacteria, lime bitterness, and slight saltiness. In addition, the lime leaves are used to bring out the rich aroma. To harmonize the characteristics of these ingredients, they are fermented with wine yeast. This Gose "Lime Gose On". It's going to be the perfect refreshment for this summer!